ビーゼのマツムシソウ
なんて書いているのに、いまだ野草のことを書いていないことに
気づきました・・・
そこで、ドイツに行ったときに見た野草のお話。
あちらでは、野原・草原のことを“Wiese(ビーゼ)”といいますが、
ボクが過ごした南ドイツのWernauという町はちょっと田舎で、
外に出れば、ビーゼがあちこちにありました。
もちろん日本では見かけないおはなが沢山。
花の大きなクリーム色のオドリコソウのなかま、
カモミールやユーフォルビア。ピンクのかわいいマンテマ。
黄色くてピカピカしているから、バターの花、
Butter-Blume(ブッターブルーメ)とみんなが呼んでる“Scharfer-Hahnenfuß”。
調べたところ、鮮やかなキンポウゲって意味でした。
そのまんまです。
でも、日本で見るのとまったくおんなじおはなも沢山見つけました。
ゲンノショウコにそっくりなフウロソウの仲間や
ノコギリソウ。イトシャジンやイワギキョウ。
その中でも、ボクの大好きな花のひとつ、
マツムシソウも日本の高原に咲いているのとまったく同じものが
ちょっと散歩するとそこらの野原に咲いていました。
山にいかなきゃ見られないおはなが、それこそ、
東京でいえば、タンポポレベルでしたよ!
それだけで、わーい!というかんじで、いつも散歩ばかりしていました。
あちらで買った図鑑によるとマツムシソウは
“Wiesen-Witwenblume”というそうです。
野原のやもめ花?ちょっと意味がわかりません。
日本では夏から秋にかけて咲きますが、
5月に行ったときには、もうあちこちで咲いていました。
やっぱり、緯度も高いし、涼しいからでしょうか。
(あーまた、けっきょくどいつばなしでした・・・)
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