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2007年1月15日 (月)

ゆきおこし

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クリスマスローズが咲いてきました!
小ぶりで一重白花の原種ニガーです。
「ゆきおこし」なんて素敵な和名もあります。

クリスマスローズ、学名はHelleborus(ヘレボラス)で東ヨーロッパのバルカン半島からトルコ、シリアなんかとアジアでは中国の四川省から雲南省に自生しているキンポウゲ科の多年草です。

日本で一般的なのは、「Orientalis(オリエンタリス)」と「Niger(ニガー)」の大きく分けると2種類でとても育てやすくて種でもよく殖えます。
で、本来の「クリスマスローズ」は、クリスマスの頃に咲く原種の‘ニガー’だけを指します。
それに対して、日本でもっともよく見られる2~3月に咲くオリエンタリスは、キリスト教の四旬節(レント)の頃に咲くので欧米では‘レンテンローズ’の呼び名が一般的。
またはニガーやオリエンタリスをまとめて単に‘ヘレボラス’と呼ばれてます。

「テッセン」の記事でも書きましたが、キンポウゲ科のクリスマスローズも根には毒があるとされてて、その毒性の強い絞り汁を矢に塗って狩りに使ったり、戦いの時に花や葉を粉にしてまき散らしたりと、ヨーロッパ中世ではダークなイメージもあったようですが、そんなことは感じさせないかわいらしい花は、最近ではすっかり人気者の仲間入り。

割と最近の植物なのかなぁと思われがちですが、ヨーロッパから日本に伝わってきた時期は意外と古くて明治の頃のようです。
ヨーロッパから移入された頃は、現在のように観賞用としてではなく薬用植物として移入さ
れていた(もともと薬用として日本に入ってきた植物は多いですね。キキョウとか)そうです。

ところが、花の風情から茶席に似合う植物ととされ原種のニガーは「ゆきおこし」と日本独特の和名を付けられ、ガーデンハイブリットと呼ばれる品種は「寒芍薬」と和名をつけられて、茶人達によって茶席に飾られたりして、一般にはあまり知られることなく一部の人々に密やかながら楽しまれていたんだそうです。

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