早春の息吹を感じる草盆栽
「Pappus 野草の草盆栽教室」今回は『早春の息吹を感じる草盆栽』というテーマで芽吹きを愉しむことのできる野草や雑木を使った作品をつくりました。
前回のお教室でも早春に咲くミスミソウやバイカオウレンなどを植えましたが、今回も屋久島猩猩袴(ヤクシマショウジョウバカマ)、春竜胆(ハルリンドウ)それに節分草(セツブンソウ)といった早春咲きの可憐な野草たちを揃えました。
ショウジョウバカマは葉がロゼット状で、その葉の先に子苗ができることもある面白い性質をもったユリ科の野草。
ハルリンドウは二年草なので花が咲いたあとに種を採りまきしなくてはいけませんが、そんな苦労も忘れさせてくれるくらいかわいい花を咲かせます。
セツブンソウは名前のとおり、節分の頃に咲くいわゆる「スプリングエフェメラル」のひとつです。
スプリングエフェメラルとは早春に咲き初夏には地上部が枯れて休眠する野草などのことで、「早春の瞬き」「春のはかないもの」なんて意味です。
カタクリやフクジュソウ、イチゲの仲間なんかもスプリングエフェメラルですね。
それらと一緒に植えた雑木はオトコヨウゾメ。
秋に赤いかわいらしい実をつけるガマズミの仲間ですが、ガマズミより線が細い感じが好きなのです。
もちろん、オトコヨウゾメも赤いかわいい実を沢山つけ紅葉もきれいです。
今回のお教室では、器をいくつか用意して生徒さんに選んでいただきました。
同じ植物を使っても、器によって趣がちがいますね!
セツブンソウが芽吹いてきました。
もうじき咲きそうです!
まさに早春の瞬きといった感じで、ちいさなちいさな姿でもハッとするような美しさなんです。
でも、絶滅危惧種Ⅱ類なんてのに指定されてます。
いつまでもそのちいさな姿を見られるように大切にしたいもんです。
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