ゆきもちそう
これはユキモチソウといいます。
なんとも不思議なカタチですよ。
数年前にお客さんのお庭に植えたユキモチソウ、気がつけば今年も咲いてくれました。
かなりジョウブな野草ですが、冬には姿がなくなるのでどこに植えたかわからなくならないように注意ですね。
毎年春、とつぜんタケノコのように出てきます。
サトイモ科の植物で、同じサトイモ科には石菖(セキショウ)や切花で見かけるカラーなんかがあります。
この真ん中にある白い部分がつきたておモチみたいだからユキモチソウというようです。
このおモチはなに?ってことですが、「付属体」って呼びます。
で、付属体ってナニ?って感じですが、花軸だそうです。まぁ、「花」っちゅうことでよいでしょうか。
それから、おモチのうしろにあるエリマキみたいなのは「仏炎苞」って呼びます。
なるほどそういわれるとそんなカンジって感じです。
ちなみにユキモチソウの仲間はほかにも面白いカタチのものが多いです。
名前も、「ウラシマソウ」「マムシグサ」「ムサシアブミ」「テンナンショウ」などなど・・・
あ、そうそう、それからこのテンナンショウ属の仲間はオスメス別の株なのですが、性転換することで有名です。
若いときは性別なしで育つうちに「オス」になり、もっと育つと「メス」になります!
この画像の株は花が終わったあと、毎年実になるので「メス」ですね。
秋には今の様子からは想像できない姿に変身しますよ。
また、姿が変わったときにはこちらに画像アップしますね。
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コメント
うちでは、植えてもいないのにムサシアブミが自然と生えてきました。最初は変な草だなと思っていたのですが、図鑑で調べたらちゃんとのっているし、園芸店でも¥880ぐらいで売っていました。他にもウラシマソウなども売っていました。
投稿: wonbat | 2007年5月13日 (日) 07時29分
wonbatさん、こんにちわ!
すごい!ムサシアブミが自然に生えてきたんですか!!
なにかの苗に種が入り込んでいたんでしょうか?
それにしても、時間がかかりそうだし・・・??
ほかの草ならありえそうですが、サスガにムサシアブミは種が飛んで生えてきそうもないので、すごくフシギですね。
大事にしてあげてくださいね!
ちなみに、画像のユキモチソウ、今年は実ができなそうです。
なので、以前撮った画像をそのうちアップしたいと思います。
投稿: ワタル | 2007年5月20日 (日) 17時41分