カテゴリー「やそうのこと」の65件の記事

2009年5月28日 (木)

ずいぶんふえました(贅沢な庭)

先日、いつもお庭のメンテナンスをさせていただいているお寺に作業に伺いました。
ひと月前とは野草など植物の顔ぶれもずいぶん変わっていて。
例年通り、ヒキガエルのオタマジャクシも子ガエルになっていました。
踏まないようにしばらくは足元見ながらの作業が続きます。

あ、それから、今シーズンは冬から予想していたとおり、

チャドクガはほとんど見かけないです。

ここ3年ぐらい、お隣のツバキの影響もあり毎年ひどかったけれど、

無理に農薬防除しないで剪定で風通しよくしていたのがようやく効果

出てきたみたいでヨカッタ・・・

でも、去年はほとんど見かけなかったスズメバチに、油断していたら目の前で遭遇・・・

あの羽音・・・いまだにビクッとします。

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数年前数株鉢に植えて池に沈めたコウホネは、去年の雨風の強い日に

小さなひと株がちぎれたようで、池の真ん中に漂っていました。

どうやらその後、うまい具合に池の底に根付いたようで、あっという間に

こんなに大株になってたくさん黄色い花を咲かせていました!

できれば、一緒に植えたスイレンがこんな感じになって欲しかったけれど、

自然にお任せした結果なので、これでよし!なんだかうれしくなりました。

はじめからがっちり作り込んだ庭にはない楽しみのひとつです。

自然に任せた庭は、そのぶん、思い通りに行かないことも多いですが、

こういうプレゼントがあるので、一番贅沢な庭かなとも思います。

それに今年もササユリが一輪咲いてくれていました。

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ヤマアジサイもいつもどおりたくさん花をつけています。

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これからだんだん色があがってきて、最後はきれいな赤になってくれるはずです。

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2009年5月25日 (月)

簡単ですよ!

先日ご紹介したドイツ製のプランター「レチューザ」ですが、
うちでもその機能を実験するために植物を植え込んでみましたよ。

セットには本体のプランターとレチューザの要である
底面灌水システムの各パーツがこんな感じの箱に入ってます。

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箱から各パーツを出してみました。
底に水が溜まる部分(リザーバー)と土の部分を仕切る仕切り版や
リザーバー部分に水を入れるための給水シャフト、給水シャフトのカバー、
水位計、レチューザ専用の鉢底クレイ(レチューザ・ポンって名前です)が入ってます。

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セッティングはとにかく簡単!!
仕切り版を底にセットして、給水シャフトを立てたら水位計を入れてカバーを
したら本体のセットは完了!
チビッ子でも簡単にできますね。

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次に仕切り板のうえに、レチューザ・ポン(専用クレイ)を平らになるように
ひいていきます。
レチューザはこのクレイのおかげでも植物が丈夫に育つようです。
実は植物は根からも呼吸をするので、土の中が酸素不足になると根ぐされと
呼ばれる状態になってしまうのです・・・
で、このクレイは通気性に優れてて、根がしっかり呼吸できるので、根ぐされの原因である酸素不足を防くとのこと。
さらには土のpHをととのえて、有害物質を取り除いて水質や土壌を改善する効果も
ある素材なので、植物にとってベストな環境を与えてくれて丈夫に育つんですって!
いろいろ考えられてます。
また、大変厳しいらしいドイツ政府の園芸ガイドラインに準拠した資材だそうで。
たしかに、いろいろ厳しそうなので、その分効果は抜群!なのが想像できますよ。

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さて、あとは普通に植物を植え込んでいくだけ。
今回はレチューザのクアドロというタイプを使ってみました。
室内でどのくらい育つかの実験のために室内でも育ちやすい種類の野草を
植え込んでみました。
トクサやゼンマイ、クジャクシダなどのシダの仲間や、斑入りチャルメルソウなどの
耐陰性のたかそうな野草、それに涼しげな雰囲気を出すため斑入りフウチソウなどです。
今回使ったカラー・チャコールですが、初めてみたときに瓦の色のようで、
いかにも野草に合いそう!と思いましたが、クアドロのシンプルな形とともに
思ってた以上に野草との相性がよくて、ドイツ製とは思えないくらい和の雰囲気が
出てますね!

植え込んでから約1ヶ月経ちましたが、すでに根がリザーバー部分に届いている
植物もあるようで、なかなか順調に育っています。
普段つくる草盆栽では、なかなか長期間室内に飾るのは難しいのですが、
その点、今のところレチューザでは問題ないようです。
・・・すごい!

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レチューザの底面灌水ってなに?
ってかたはこちらを見てみてくださいね!

Photo

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2009年5月15日 (金)

ドイツ製です!

Pappus(パップス)のWebサイトでコンテナやプランターなど
園芸資材の販売を始めました!

まずは、これまでも庭仕事などで使っていて、特にいいなという2つの
おすすめ商品からはじめてみました。

ひとつめは、ふだん草盆栽づくりでよく使ってて、山野草の栽培では
これが一番だなぁ~と、Pappusでもおすすめの「抗火石鉢」。
自然石なので、当然ながら自然な風合いが山野草などにピッタリです。
それにドライバーなんかで簡単に削れるので、世界でひとつだけの鉢が創れるのも
魅力です。
毎月開催中の「草盆栽教室」でも、抗火石の原石から削って鉢をつくるなんて
のをやったことがあります。

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で、抗火石がよいのは見た目だけでないのです。
抗火石って石は、軽石のようなものなので、石自体が水をよく吸いあげます。
と、いうことは水やりの手間が少なくてすむ!!
難しい言葉でいうと「多孔質」っていって、細かい気泡のようなものが
閉じ込められたような構造になっているから水を吸い上げるわけです~!
それに多孔質でよいところはそれだけじゃなくて、その細かい気泡のおかげで
保温と通気にも優れてます。
ということは、夏暑いのに弱い高山植物なんかもほかの鉢に比べると
うまいこと育てることができます。

お恥ずかしい話ですが、うちでもたくさんの鉢を育てていて
庭仕事なんかで外に出ていることが多いとついつい水やりがおろそかになって
枯らしてしまうこともあります・・・
でも、
抗火石に植えた山野草はそんな過酷な状況でもがんばって何年も
育ってくれているので、経験上おすすめ!!
なわけです。

さて、ふたつめは、以前このブログでもちょっとご紹介したことのある
ドイツ製の高機能底面灌水プランター「Lechuza(レチューザ)」!!
これも抗火石同様、まずは見ためがよいです。
ありそうでいざ探すと意外と見つからないシンプルなかたち。
パッと見は陶器に見えますが、プラスチック製なので軽いです。
どんな雰囲気のインテリアにも合わせやすいカラーバリエーションもよい!です。
なので、シーンを選ばず使いやすく、特にPappusとしてありがたいのは、
実際植え込んでみると、雑木や野草などの和の雰囲気の植物との相性が
すごくよいので、和風モダンな雰囲気のグリーンインテリアを・・・
という場合にはすごく重宝してます。

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で、これまたレチューザも見た目だけじゃないのです。
レチューザの一番のおすすめどころは、なんといっても「高機能」!!
表面の塗装は贅沢にも自動車なんかの塗装にも使われてる方式を採用してます。
なので、屋外で使用しても塗膜が紫外線などで劣化しないので、いつまでも
きれいなまま。
よくあるプラ鉢だと、長く外で使ってるとパリパリ割れたりしちゃいますが
レチューザなら安心ですよ。
それと、なによりほかにない「底面灌水システム」がすごい!のです。
とにかく僕が惚れちゃったのはこのシステムでした。
よくある底面灌水つきのプランターだと根ぐされとか溜まった水が腐ったり
虫がわいたり・・・とトラブルも多くて、水やりは楽かもしれないけど、
植物にとってはあまりよい環境じゃないなぁ・・・と僕自身も底面灌水にはあまりよい
イメージがなかったですが、その点、さすがドイツ製!必要以上に機能にこだわります。
徹底的にテストしていて、それらのトラブルがないように作られてます!
しかも最長で
12週間!水やりしないでも大丈夫だっていうのも、忙しい人には助かります。

というわけで、「抗火石鉢」「レチューザ」、どちらも見ための雰囲気と高機能っていういいとこどりな商品ですよ!
ぜひ、一度使って見てくださいね!

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久々に草盆栽

久々に最近ご注文でつくった草盆栽を紹介です。

まずはこちら。

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かなり大きめの抗火石鉢に植え込んでいます。
トクサ・クジャクシダ・ゼンマイ・モミジ(獅子頭)・
斑入りチャルメルソウ・白花アケビ・斑入りフウチソウ・斑入りセキショウなど。

新築のお祝いにというご注文で、グリーンを中心に植え込んでます。

こちらは母の日の贈り物ということで、

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ヤマアジサイを中心に
ヤマアジサイ(祖谷デマリ)・白八重ホタルブクロ・紅フウチソウ・
センジュガンピ・ソバナ・クジャクシダなど白とグリーンを中心とした
涼しげな草盆栽です。

こちらも母の日用です。

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ヤマアジサイ(祖谷デマリ)・白八重ホタルブクロ・紅フウチソウ・
コメガヤ・ソバナ・ホトトギスなど植え込みました。
上の草盆栽と植え込んである野草は同じものが多いですが、
鉢が違うとずいぶん雰囲気が違いますね!

というわけで、草盆栽はひとつからオーダーメイドでお作りしますので、
お気軽にお問い合わせくださいね!
ご注文はこちらから!!

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2009年3月14日 (土)

ぞくぞく

続々春の花が咲き出していました。

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クリスマスローズです。
リビダスっていう品種だったと思います。
植えてから3~4シーズン目だったと思いますが、
毎年株が大きくなり、今年は今までで一番花つきがよいです!
画像で写ってない裏側はもっと沢山咲いてます。
花色がグリーン~白~ピンクとさまざまでかわいらしいです。

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ハナニラ
ほぼ雑草状態で群生してます。
いつも花が終わるまでは残しておくんですが、
ちょっとかわいそうですが、花が終わったら
地上部を刈ってしまいます。

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ミツマタ。
和紙の原料に使われる樹木です。

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モモもだいぶ花芽が膨らんできました。色が少し上がってきてますね。
この品種は少し遅めで咲くまであとひと月位かかりますが、
この分じゃいつもより早く咲くかも。

明日は今咲いているツバキをご紹介予定。

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2009年3月 9日 (月)

バターの花

ヒサビサに野草の紹介です。

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おととしの野草の草盆栽教室でつくった鉢に
植えた姫流金花〔ヒメリュウキンカ〕が咲いていました。
キンポウゲ科リュウキンカ属です。
相変わらず、キンポウゲ科の花はかわいらしいものが多いですね!

日本で自生するリュウキンカではなく、
イギリスなどヨーロッパ各地に広く分布しているそうです。
山の湿った草原などに自生する多年草で、早春にピカピカと
輝くような黄色い花を咲かせます。

そういえば、似た花をドイツでも沢山見かけました。
ドイツで買ってきた野草の図鑑をみてみると、
表紙になっているくらいメジャーな花みたいです。
あちらでよく見かけたものは、「Butterblume(バター花)」と
呼ばれてましたが、バターを溶かしたみたいなピカピカした
黄色をしてるからだと聞きました。

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2008年11月17日 (月)

み3

そろそろクリスマスの飾りが街中に出てきましたよ。

自然の中でも、まるでクリスマスツリーのオーナメントみたいなのがあります。

カラスウリとかの仲間で「スズメウリ」っていう草。

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こんな感じでヒバに絡んでると

ホントにオーナメントみたいでかわいらしいです。

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直径1センチくらいの実です。

はじめはキレイなグリーンで、そのうちこんな感じで白くなります。

この中に入ってる種をまくと、翌年には自然のオーナメントの出来上がりですよ。

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2008年11月14日 (金)

あきくさ2

昨日ご紹介した秋草のつづきです。

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これはトリカブト。

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吉野草です。

地味な小さい花ですが、よく見るとなかなか渋い花色で

花びらもクルンと丸まっていてかわいいです。

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好きな野草のひとつ、イワシャジン。

もう盛りはすぎていましたが、まだまだ釣鐘型のかわいい花を沢山つけていました。

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ダイモンジソウにウメバチソウ。

秋は大人っぽいシックな野草が多いですね。

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2008年11月13日 (木)

あきくさ

昨日までご紹介していたお庭で植えた野草の一部をご紹介。

秋草です。

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リンドウの八重咲きのものです。

ちょっと珍しいみたい。

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アキチョウジです。

ちょうど盛りでした。

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清澄白山菊(キヨスミシラヤマギク) です。

花びらのまわりがほんのりピンク~紫がかってかわいらしいノギクの仲間です。

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2008年11月 7日 (金)

秋ですね・・・

というわけで、庭仕事で使った草や木の実をご紹介。

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まずは、これ「ビナンカズラ」という常緑のツルの実です。

おいしそうですが、たぶん食べられなさそう・・・

本名「サネカズラ」。

「サネ」は「実」、「カズラ」は「蔓」って意味でそのままですね。

昔、枝葉からでた汁を整髪料に使っていたので『美男蔓(ビナンカズラ)』なんて別名もあるデス。

そんな汁で美男になるのかしら??

山に生えてるツルですが、生垣なんかでも使われます。

このあと秋が深まると赤く染まってきます。

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これは「アオハダ」っていう樹の実です。

最近人気が出てきたアオハダですが、実がなってる樹はあまり見ない気がします。

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これは「イチゴノキ」っていう樹の実。

実がイチゴの形に似てるからイチゴノキだそうですが、

イチゴっていうよりヤマモモに似てる気がします。

これはジャムなんかにして食べられるみたいです。

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